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2022.06.17

素直な香り、さわやかな口あたり。愛され続ける〈白麹仕込 伊佐錦〉

いさ副店長

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素直な香り、さわやかな口あたり。愛され続ける〈白麹仕込 伊佐錦〉

愛され続けて半世紀。焼酎と言えば〈伊佐錦〉

焼酎と言えば、〈伊佐錦〉というほど定番の焼酎。

素直な香り、さわやかな口あたり、すっきりしたうまさが特徴です。

実は〈伊佐錦〉が世に登場したきっかけは、大口酒造と共にあります。

その歴史的背景も踏まえ、〈伊佐錦〉の紹介をさせていただきます。

 

伊佐の恵まれた自然環境、良質の水と厳選された原料で作られているさつま焼酎〈白麹仕込 伊佐錦〉。白麹を使用し、さわやかな口あたり、すっきりした味わいが特徴の本格芋焼酎です。

〈白麹仕込 伊佐錦〉が世に登場したのは、〈黒伊佐錦〉の発売から遡ること17年の昭和45(1970)年。

実はこの年、伊佐地方にあった13蔵のうち、11の蔵が集まってできたのが、大口酒造協業組合(後の【大口酒造株式会社】)で、その代表銘柄を〈伊佐錦〉に統一しました。

この〈伊佐錦〉という銘柄の名前は新聞を通じて公募され、鹿児島県内外から3006通もの銘柄案が届きました。最も多かったのは「伊佐」という地域名を冠した名前で、その中から選ばれたのが〈伊佐錦〉となりました。

〈伊佐錦〉のラベルに刻まれた文字は伊佐出身で反骨の歴史小説家、直木賞作家、海音寺潮五郎(かいおんじちょうごろう)氏の直筆の書によるものです。海音寺氏から〈伊佐錦〉にいただいた賛辞の言葉があります。
「薩摩の焼酎は、日本一、いな世界一である。その薩摩焼酎の中で伊佐郡の焼酎を最上とするとは、鹿児島県内の定評である。僕のふるさとの焼酎なのである。」

郷土の文豪をも魅了した〈伊佐錦〉。

2007年にはラベルリニューアルを行い、白を青を基調としたさわやかな装いに。

今もなお、多くの焼酎ファンを魅了し続けています。

発売当時のラベルデザイン
海音寺潮五郎氏直筆の書
現在の〈白麹仕込 伊佐錦〉

この記事を書いた人

いさ副店長

東京生まれだが、焼酎好きが影響して鹿児島に移住。美味しいものに目がなく、食べ歩きが趣味。焼酎は何にでも合わせやすい水割りを好む。30代、独身。

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