2022.01.21
厳選質問回答集 焼酎のこれってどういうこと?
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こんにちは!副店長のいさです。
今回は、大口酒造によく寄せられる質問に回答させていただきます。
焼酎に興味のある方が多くいらっしゃるため、専門的なご質問もいただいていますので、参考になると嬉しいです。
Q.1 本格焼酎の賞味期限って、いつまでですか?
Answer
本格焼酎は賞味期限を設定しておりません。
本格焼酎は蒸留酒であり、その特性から長期の保存に耐え得るものとして、食品表示法により賞味期限また消費期限双方ともに表示義務がありません。
容器に記載されている日付は、その容器に充填された日時、いわゆる詰日を表しています。
Q.2 長期間保管していた場合の味の変化は?
Answer
長期の保存に耐え得るものではありますが、その保管が数年の月日を経た場合、風味が変化してきます。この変化を熟成と捉えるのか、劣化とするのかは、各個人の判断にゆだねられます。
また、保管の月日だけでなくその保管状況においても変化の違いが生じることが考えられます。
Q.3 焼酎にはなぜ25度と20度があるの?
Answer
一般的には25度が主流です。終戦後の経済の混乱期に酒税を免れるために、税務署等に隠れて焼酎を造り販売する事例がありました。この酒税を免れた焼酎はヤミ焼酎と呼ばれました。ヤミ焼酎の製造技術は拙いものでありアルコール濃度が25度を超える高濃度ものを造ることはできませんでした。しかしこのヤミ焼酎の横行に困り果てていた国税庁が「特別措置法」を設けて、税金の安い20度焼酎の製造・販売を許可したのが20度焼酎の始まりでした。
Q.4 焼酎の瓶の色はなんで茶色が多いのですか?
Answer
日光や紫外線などによる製品の劣化を防ぐためです。
Q.5 芋焼酎の銘柄はどれくらいあるの?
Answer
1,000の銘柄を超えます。
Q.6 なぜ焼酎瓶の容量は1800mlや900mlなど中途半端なの?
Answer
日本古来の計量法である尺貫法に由来しているからです。尺貫法の1升が現在の1800mlに相当します。ですので、一升瓶とは1800ml容量の瓶となります。ちなみに1升の10分の1が1合とされ180mlに相当し、900ml瓶は5合瓶とも呼ばれます。
なおコガネセンガンのセンガン(千貫)も尺貫法に由来します。
Q.7 鹿児島県には沢山の芋焼酎がありますが、どうして味が違うの?
Answer
焼酎を製造する蔵によりそれぞれ酒質は異なり、蔵による酒質の違いを「蔵癖(くらぐせ)」と呼ぶこともあります。この「蔵癖」は蔵の立地条件(海沿い、山間部、気温の違いなど)や蔵内に住む微生物に影響を受けるのであろうと、考えられています。
もちろん、同一蔵でも、使用する麹や酵母、原料とするサツマイモ品種によっても酒質は異なってきます。
Q.8 一升瓶一本造るのにどれくらいの芋を使うの?
Answer
約1.8kgの芋を使います。
Q.9 芋焼酎を造るのに「コガネセンガン」という芋が主流らしいですが何故ですか?
Answer
昭和の時代には芋焼酎の原料であるサツマイモにおいて焼酎用に開発されたものはなく、各蔵でもサツマイモの品種を指定することはほとんどありませんでした。しかし焼酎製造用には主にコガネセンガンが使用されていました。このことは、鹿児島県内で澱粉原料用として広く栽培されていたこと、また大変おいしい食味を持ち鹿児島の家庭料理の食材としても重宝されていることなどから収穫量が各段に多いことと関連します。
平成以降、芋焼酎用に新たにいくつかのサツマイモが開発されましたが、コガネセンガンを凌駕するサツマイモは表れていません。
Q.10 「焼酎」の語源は?
Answer
中国語では「焼」は熱を加えるという意味で蒸留酒を「焼酒(シャオジュウ)」と表現しています。焼酎の「焼」という文字は、モロミを加熱、沸騰させてつくるという蒸留酒の基本的な作業をさしています。また「酎」は濃い酒という意味です。
伊佐市の郡山八幡神社には、500年ほど前の永禄2年(1559年)に書かれた「焼酎」の文字が残さされており、当時すでに「焼酎」の文字が使われていたことが明らかになっています。
Q.11 原酒って何ですか?
Answer
蒸留後に水や他の焼酎を一切加えず、かつアルコール度数が36度以上のものを言います。
Q.12 焼酎のカロリーは?
Answer
アルコール25%の焼酎100ml当たり 144 kcalです。およそ、焼酎6:お湯4の場合1合(180ml)のお湯割りに相当します。
Q.13 経年により旨みが増すのですか?熟成するのですか?
Answer
焼酎の熟成は瓶詰めされた時点で熟成は止まります。容器に充填後2年ほどは酒質が大きく変化することはありませんが、5年や10年など長期にわたる経年について、その酒質の良し悪しは言及できません。
みなさま、いかがでしたでしょうか?
実は私も知らなかったことがいくつかあり、とっても勉強になりました。
焼酎のことを知ると、焼酎がもっと美味しく感じますね。
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