明るい女将さんの人柄と幅広い料理に、何度でも通いたくなる

隠れた名店が多い七味小路のとあるビル。2階に店を構えているのが今回ご紹介する〈お酒とごはん三日月〉さん。女将さんが一人で切り盛りする人気の和食店です。

心の繋がりと安心感を大切にするお店

「三日月」という店名に心惹かれ、階段を上ってお店の中へ。にこやかに出迎えてくれた女将さん。まずは気になった店名の由来を尋ねてみました。

「月は遠く離れた場所からでも同じように見えますよね。ご来店いただいたお客様には、月のように距離があっても心は繋がっていると感じていただきたい。日々の喧噪を忘れられるような安心感を抱いていただけるお店でありたい。そう願って「三日月」と名付けました」と女将さん。店内を見渡すと至るところに観葉植物が飾ってあり、慌ただしい日々から解放してくれる温かい雰囲気づくりが細部に行き届いています。

東京で長く修行を積んだ女将さん。その中で改めて鹿児島の食材が新鮮で豊富であることを再確認。鹿児島でお店を開くことを決心しました。気さくな女将さんは〈くろいさ〉を片手にハイポーズ！も快く引き受けてくださいましたよ。

複数の調味料で味わいの変化が楽しめる料理に夢中

最初にオーダーしたのはお店人気NO.1の桜えびとニラのチヂミ。桜えびの香ばしい香りとモチモチ食感がたまりません。三種類のソースで味変できるのも人気の秘密。ソースごとに〈くろいさ〉も割り方を変えて楽しむのもありかも。

続いては鳥刺しを。こちらも定番の醤油だけでなくレモンオイル＆フランス岩塩、さらにハリッサという辛口調味料の三種の味で楽しめます。

シンプルな焼き魚や意外な組み合わせメニューも味わえる

早朝に仕入れる新鮮なハタハタの塩焼きもオススメ。フワフワ食感の白身がさっぱりとした味わいです。

意外な組み合わせなのが焼き豆腐の納豆あんかけ。優しい新ゴボウの香りと、トロトロの納豆のあんがホッとする味。

どちらの料理もまろやかな口当たりの<くろいさ>と相まって思わずほっこりしちゃいます。

まるでお家に帰ってきたような居心地良い店内

店内には常連のお客様の写真が飾られ、〈お酒とごはん三日月〉さんが大事にしている“心の繋がり”を感じられます。「鹿児島の方は温かい人柄の方ばかりで、お互いに和やかな気持ちになります」と女将さん。常連さんも一見さんも別け隔てなく会話が弾む、居心地の良さ。人の温もりとやさしい味の料理に、心和むひとときを過ごさせてもらいました。

健康に配慮したバランスの良い豊富なメニューが揃う〈お酒とごはん三日月〉さん。仕事帰りに気軽に一人で寄るもよし、友人・家族でワイワイ楽しむもよし。お子様連れでもOKで入りやすいお店です。お店選びに迷ったら、フラッとお家に帰るような感覚で、〈お酒とごはん三日月〉さんに足を運んでくださいね。

お酒とごはん三日月